【WORKSHOP NANOKAWA】nakagawa kumiko Jewelry Exhibition + Casting Workshop
こんにちは、WORKSHOP NANOKAWAの小野です。
10月16日(土)からWORKSHOP NANOKAWAに併設されているギャラリーにて、
「nakagawa kumiko Jewelry Exhibition + Casting Workshop」が開催されます。
東京在住の中川久美子さん。
大学では鋳造を専攻し、その後ジュエリーの制作を独学でスタート。2013年に独立、ジュエリーと錫の鋳物を制作しています。
中川さんとは、浪人時代に出会い20年以上(!)の付き合いになります。
humの店頭で使用している錫製のリング立てなどは、私が原型を作り、中川さんに型の制作と鋳込みをお願いして、humの職人達が仕上げたものです。
そんなご縁の中、2020年の夏から展示の話を持ち掛け、1年越しでやっと個展という形で開催できることになりました。福岡で中川さんが創るジュエリーの世界に浸れる機会は貴重です。
約3年ぶりとなる福岡での個展開催にあたり、中川さん本人からコメントを頂きました。
「普段目にうつる景色の中、気になったものを頭の中にストックしたり、たまにメモしたりして、表現するのに良いタイミングが来た時に引っ張り出して形にしているような気がします。
ここ最近は、連続する形、コイル、束状の形態などに興味をもちながら制作をしています。
全体的に鋳物のマットな表情を残すように仕上げをしていて、シルバーの白上げの対になるような素材としてアルミ青銅を使っています。
今回の展示では、今まで制作してきた定番のシリーズとともに、また少し趣旨の異なる新しい形もご覧いただけます。」
中川さんが作るジュエリーはとても表情豊かです。
作業中や加工途中で起こる些細な素材の変化を見過ごさない。素材に潜む一瞬の美しさを捉えているような気がします。
テクスチャーは柔らかく、温かみがあり、人肌にとても馴染むような印象。
重ねたり、くっつけたり、並べてみたり。
即興で作られたかのようですが、破綻や無駄がない絶妙なバランスと、確かな技術に魅了されます。
更に会期前半には、溶けた錫を鋳型に流し込み箸置きを制作するワークショップを開催。
今回WORKSHOP NANOKAWAの為に、完全新作のデザインをご用意いただきました。
中川さんにとってワークショップは初の試み。
予行演習を兼ねて、先日humのスタッフ向けにプレワークショップを開催しました。
参加者に感想を尋ねてみると、「鋳込む瞬間の温度によって表面の仕上がりが変わるのが面白かった」と、ワークショップを通して錫の特性や面白さを感じ取れたようです。
専門的には鋳造という技法ですが、実際に体験できるところは稀です。ジュエリー制作にもロストワックス技法というものがあり、鋳造という技法にとても近いです。
今回はその鋳造にスポットを当てたワークショップ。当彫金教室のテーマに沿い、実際に触って、体験して、やってみることで、より理解を深める。そしていつも通り楽しむ!
今回も手作りの大切さと、もの作りの楽しさを広めてまいります。
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「nakagawa kumiko Jewelry Exhibition + Casting Workshop」
【会期】
・2021年10月16日(土)~22日(金)
【会場】
・WORKSHOP NANOKAWA
福岡市南区那の川1-23-24 小江ビル2F
“ワークショップ《錫の箸置き鋳込み体験》”
<日時>
・10月16日(土) ①10:00~ ②14:00~
・10月17日(日) ①10:00~ ②14:00~
※要予約・各回限定6名様
<価格>
・¥4,400(税込)
※1名様2個制作していただきます。
【お申込み・お問い合わせ】
・WORKSHOP NANOKAWA
TEL : 092-406-6883
MAIL : workshop_nanokawa@hum-est.com
INSTAGRAM : @workshop_nanokawa
インスタグラムのDMでも承ります。
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皆様のご来場をお待ちしております。
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