ピアスの静と動 -humete collection-

こんにちは、小西です。

  

私事ですが、humで働きだしてから丸8年が経過しました。曲がりなりにもジュエリーに長年携わっていると、「定番」や「名品」と呼ばれるアイテムの底力を痛感するようになりました。

そんなわけで、近頃は「定番商品とはいえまだ知られていないことが多々あるのでちゃんと伝えたい!」「名品がクォリティオブライフを向上させることをもっと知って欲しい!」という一心で、hum ISETAN SHINJUKUで開催中のフェア「Masterpiece Bracelets」やJournalの記事「名品を知る」を通して、humのスタンダードなアイテムの魅力を繰り返し発信し続けています。

 

 

さて、前回の「名品を知る」ではhumete 'classic' Bangleを取り上げましたが、humeteコレクションの'classic'シリーズにはバングル以外にも名品が揃っております。

そのひとつがフープピアス。

バングルと同様にごくシンプルなデザインですが、やはりシンプルの一言で片付けるのは勿体無いほどよく出来たピアスです。

着脱しやすく引っかかりのないキャッチレス構造で、コロナ禍を機にこれまで以上に注目が集まりました。以前はスタッドタイプのピアスを愛用されていた方でもピアスのキャッチやポストがマスクに引っかかることが気になってしまい、このフープピアスの快適さを実感してくださったようです。

ずっと飽きずに心地よく着け続けられるピアスはありそうでなかったというお声も多く、humete 'classic'のフープピアスは一粒ダイヤモンドのスタッドピアスに代わる新定番として浸透しています。

一方で、マスクを着けた顔に飽きてしまい「顔まわりに動きが欲しい」「マスクをしてもしなくても、オシャレで華やかに装いたい」というモードにシフトしている方も増えつつあると感じています。いわば、スタンダードに使いやすい「静」のピアスに加えて、気分を上げるための「動」のピアスが求められているということです。

 

そこで本日は、

・「静」エターナルなスタンダードでありマストハブとも言えるhumete 'classic'フープピアス

・「動」スタンダードだけでなく雰囲気を刷新して楽しみたい!という方におすすめのhumete Gradation Chainピアス

これら2種類のピアスをご紹介してまいります。

 

 

humete 'classic' pierced earrings

バングルの記事でも解説しましたが、ただシンプルなだけではない魅力があるのがhumete 'classic'のシリーズ。

フープピアスにもバングルと共通する細やかなこだわりが詰め込まれています。シンプルながらも品の良さが窺える絶妙な形、デザインに一体化した留め具と心地よい着用感、経年変化を楽しめるマットな質感。。。

特筆すべきは、フープの線が上から下にいくにつれて徐々に太くなるなだらかなグラデーションのフォルム。ピアスホールに直接触れる部分をやや細めに、耳から離れてピアスの輪郭が強調される部分をやや太めにすることで、肌馴染みの良さはありつつも高級感のある仕上がりになっています。

更に、表をマット仕上げ・裏を鏡面仕上げにすることでメリハリが生まれ、小さなピアスの存在感をそっと底上げしています。

(humete 'classic' pierced earrings<et-P97m>)

 

留め具は、後ろ側の穴にポストを差し込んで留めるシンプルな構造。このシンプルさ故に使い勝手が良いのですが、制作工程上避けられない僅かな個体差も留まり具合に影響してしまうため、1点ごとにポストと穴の角度や削り具合を緻密に調整しながら見た目と機能面の辻褄を合わせています。

量産を前提とせず手間暇をかけて作ることを厭わないhumだからこそ、この機能美を実現できるのです。

 

大きさは2種類あります。耳たぶが薄くてピアスホールが下寄りの位置にある場合は小さい方でもOK。耳たぶにある程度厚みがあったりピアスホールが上のほうにあるという場合は、見た目としても着用感としても大きい方をお選びいただくのがベターです。

フープピアスにはアクティブなイメージがありますが、こちらは耳たぶに沿う大きさでほとんど揺れ感がありません。心地よいフィット感ですっきり着用できる「静」のピアスです。

 

シーンを問わず、いつまでも自分自身に寄り添い続けてくれるエターナルなスタンダード。ピアスを日常的に着ける人には間違いなくおすすめのマストハブアイテムだといえます。

(左から:humete 'classic' pierced earrings<et-P97m>/humete 'classic' pierced earrings<et-P96s>)

 

 

humete Gradation Chain pierced earrings

2018年の秋冬コレクションで発表されたhumete Gradation Chain pierced earringsは、アンティークのチェーンを着想源にデザインされました。チェーンのモチーフにシルバーとゴールドとダイヤモンドの異素材コンビネーションがhumらしい、アイコニックなピアスです。

着用するとポスト部分がほぼ全てピアスホールに収まり、本体とポストの境目が完全に無くなったかのように見えます。 立体的なフォルムも相まって、正面、サイド、後ろ、どこから見ても抜け目のない美しさ!

大きさの違うコマ同士を組み合わせたデザインは思いきり派手な訳ではないけれど、自然と目を引く存在感があり、顔まわりに都会的な華やかさをプラスしてくれます。

(humete Gradation Chain pierced earrings<et-P123>)

 

(humete Gradation Chain pierced earrings<et-P124>)

 

揺れ感のあるピアスが着けたいなと思っても、邪魔にならないかな?引っかかりやすいかな?と、着用感への懸念は拭えないのではないでしょうか。

このピアスが優れているのは、もちろん見た目の美しさだけではありません。humete 'classic'と同様キャッチレスの構造で快適な使い心地です。また長すぎず揺れすぎないので、顔や身体を動かしてもピアスの存在が邪魔に感じるということは少ないかと思います。

 

アイコニックなデザインのhumete Gradation Chain pierced earringsは、耳たぶにフィットするhumete 'classic'よりも「動」の要素が強く、顔まわりはもちろん全身の印象も美しく演出してくれます。

「humete 'classic'のピアスは気に入っているけど、もう少しだけお洒落度合いが高いものもスタメンに欲しい」という方に是非ともおすすめしたいアイテムです。

より印象的に魅せるならhumete 'classic'のフープピアスとレイヤードするのも素敵ですね。

(humete Gradation Chain pierced earrings<et-P128>)

 

(humete 'classic' pierced earrings<et-P95s>/humete Gradation Chain pierced earrings<et-P123>)

 

 

いかがだったでしょうか。

ファッションが好きな女性なら時計をロレックスとカルティエで使い分けたり、リップの色をベージュと赤で使い分けたりすることはごく自然だと思います。そこには人からどう見られるかという意識もあるかもしれませんが、自分がどういうマインドでいたいかの方が意外と大きく関係しているのではないでしょうか。

そんな感覚でいろいろなスタイルを楽しむためのジュエリーが揃えば、日々を少し豊かな気持ちで過ごせそうです。 

本日は「humが考えるeternity」を形にする「humete」コレクションから、マストハブな「静」のピアスとファッションを格上げする「動」のピアスをご紹介してまいりました。

印象の違いはあれど、どちらも普遍的に愛されるデザインと使い心地を両立した自信作ですので、是非一度お試しいただければ嬉しいです。

 

 

今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

 

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