One Off Kundan Ruby

No.
or-R1
Material
K22YG /Ruby

手間や探求心を惜しまず注ぐことで、新しい価値を生み出すことができます。

色のある宝石の多くは深く濃い色調が美しく高価とされるため、“厚さ”を特に重視してカッティングされます。

宝石として鑑賞するならば、それで良いのかもしれません。
しかしジュエリーにあつらえ身に纏うとき、その厚さはしばしば、自由なデザインや着けやすさを阻む要因となります。
では、薄いカットに深く濃い色の魅力を持たせることは不可能なのでしょうか。

熱処理や含浸をされていない薄く淡い色味のルビー。
磨き上げたプラチナを石の裏に貼り、鏡と同じ効果で宝石に瞬きを与える“kundan”という技法を用いて、今回のルビーの指輪は制作されました。

一つ一つプラチナの上に乗せ、輝き確認しながら丁寧にルビーを選び、kundanの技術を駆使して制作したジュエリーは、宝石と金属の相乗効果を生み、淡い色味に輪郭と深い輝きを与えました。