現状

金鉱山と都市鉱山

世界平均では、鉱山を採掘して採れる金の量は1トンの金鉱石から約5グラム(リング1本分)。これに対して、例えば廃棄された携帯電話1トン(約1万台分)からは400グラム(リング80本分)もの金が採取可能。コストの面でも極めて効率的な方法です。

金の価格推移

金を例に取ると、精錬工程を経ることで劣化することなく再利用できるという点で、リサイクルに向いている素材であると言えます。また、原料であると同時に安定した価値を持つ「金融商品」です。金の価格は1999年のワシントン合意以降右肩上がりで、それまで300~400ドル/1オンスを前後していた価格が、2005年~20012年の7年間で約4倍以上に跳ね上がり、1,600ドルを超える価格となっています。宝飾品のみならず産業・工業用としての市場価値をも常に持つ稀有なマテリアルであるがゆえに、循環させることの意義は非常に大きいと考えられます。

金の輸出入推移

日本の金輸出量は2010年に237トンを記録する等増加傾向。逆に輸入量は2012年に過去最低を記録する等減り続けており、2003年以降は輸出量が超過し続けています。国内の金鉱山もゼロではないものの、都市鉱山から流通する貴金属だけでも国内需要を賄える位の規模が国内に眠っていると考えられます。

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