【hum making】”HUMMING PEARL”
こんにちは。職人兼ショップスタッフの高山です。
humは2024年10月4日にブランド設立20周年を迎え、9月にアニバーサリーコレクション”HUMMING PEARL”をリリースしました。
hum JINGUMAE atelier&shopでは既に多くのお客様が手に取ってくださり、ご好評いただいています。
海の中で少しずつ成長していくパールは、形や色、艶、どれをとっても同じものはありません。特に今回リリースされた”HUMMING PEARL”で使用されているパールは、えくぼと呼ばれる自然にできた凸凹が生み出す表情が豊かでとても魅力的です。
今回のJOURNALでは、”HUMMING PEARL”コレクションの制作にあたり、ピアス用にパールを選定する作業を担当しましたので、その様子をお話しいたします。
パールの保管方法は様々で、糸で束ねているものもあれば、バラバラの状態のものもあります。
今回使用するパールは束のものがあったので、束からパールを一粒ずつ切り離し、それぞれの大きさを測ってサイズ順に並べていきました。このとき、ただ並べるのではなく、穴の位置やアイテムになった時にどう見えるかを意識します。
ここで綺麗に並べることによって、この後に行うペア合わせの作業が格段にしやすくなるのです。
次に、色ごとに仕分け、ペア合わせをしていきます。
一概に「ブラックパール」と言ってもそれぞれが微妙に異なる色味を持ち合わせています。緑が強いものもあれば淡い色合いのものもあり、さらに角度を変えることで異なる輝きを見せます。
パールの微妙な色の違いや形を見極め、最適な組み合わせを選んでいくのは簡単ではありません。なぜなら、この作業に決まったやり方はなく、完全にその人自身の色の見え方に委ねられるからです。
これらの工程を経てようやくジュエリー制作がスタートします。
選び抜かれたパールそれぞれの魅力が最大限に引き出されるよう、humの職人によって、デザインに取り入れられていきます。
今回の”HUMMING PEARL”コレクションでは、個性的なパールの形を活かしその魅力を最大限に引き出すため、パールと金属を留める方法としてリベット留めを採用しました。
リベット留めを施すことでパール全体を余すことなく鑑賞することができ、わずかに覗くゴールドが気品を漂わせ、パールの美しさをより一層引き立てます。
現在はhum JINGUMAE atelier&shopのみでご紹介している”HUMMING PEARL”ですが、10月23日(水)よりhum HANKYU UMEDAでも展開をスタートいたします。
この機会に是非足をお運びくださいませ。
【20th Anniversary collection ”HUMMING PEARL”】
・hum HANKYU UMEDA
10月23日(水)発売
・hum JINGUMAE atelier&shop
発売中
※パールの数には限りがございますので、なくなり次第販売を終了いたします。予めご了承下さい。
※HUMMING PEARL COLLECTIONをご購入のお客様にはアニバーサリーブックを差し上げます。