
bespoke/remodel -case study vol.4-

こんにちは、hum JINGUMAE atelier&shopの古川@furukawa_jingumaeです。
Instagram@for_hum_customersやこちらのジャーナルでご紹介を重ねてきたこともあり、bespokeやremodelのお問い合わせをいただく機会がぐっと増えてまいりました。
また再びご依頼くださっているお客様もいらっしゃり、お仕上がりに満足いただいていることを実感しております。
とはいえ、どちらも少し特別なオーダーとなるためご不安な点やご不明な点をお持ちの方も多くいらっしゃるかと思います。
そこで今回はいくつかの事例とともにあらためてオーダーの流れをご案内いたします。
お預かりしたジュエリー
ご祖母様から譲り受けたリング
デザインのご要望
四角いトップのネックレスにしたい
以前にもリモデルをご依頼くださったN様。
今回はそのときにお仕立てしたリングとの統一感を大切にしたデザインにしたいとのご相談でした。
リングが八角形の直線的なフォルムであることから、ネックレスも同じく直線的なイメージで_。とのご要望をいただきました。
「丸い石を四角い石座に留められるのですか?」というご質問はよくいただきます。
伏せこむ地金を丁寧に処理することにより美しく仕上げることが可能と担当職人が
教えてくれました。
さらに裏側にはキューレットを包み込むような装飾を施し、見えない部分にまで手を入れることで細部まで美しく整った仕上がりになりました。
「裏を表にしても素敵ですね!」とN様が仰ってくださり、大変気に入っていただけたことが伝わってまいりました。

<After>



Case.11:S様
お持ち込みのお石
ハートシェイプカットのお石
デザインのご要望
出来るだけシンプルなリングにしたい
S様も今回で2度目のご依頼でした。
長らく大切に温めてこられた石をリングの形にしたいという願いを改めてhumにお任せいただくことに。
ご自身で選ばれたハートシェイプカットの石は、驚くほど綺麗なかたち。
その魅力をきちんと引き立てつつ、日常でも気兼ねなく使えるようできるだけシンプルにというのがS様の明確なご要望でした。
担当職人に話を聞くとハートの形状を活かすために、くぼみの部分の地金に浅く切れ込みを入れているのだそうです。
さらにhumのbespoke/remodelはお預かりした石に合わせて一点ずつ仕上げるため、今回のような変形カットの石にも柔軟に対応できます、と話してくれました。
「いろんな角度から見るとあのくぼみのおかげで確かにハートが立体的になり、職人さんの技術はすごいなと改めて感動しました」とS様がおっしゃってくださり、ご満足いただけたことはもちろんのこと、職人のこだわりを感じ取っていただけたことも私もとても嬉しかったです。
<After>




Case.12:N様
お預かりしたジュエリー
ご自身のご婚約指輪
デザインのご要望
高さをできるだけ抑えたリングにしたい
N様からはご愛用のご婚約指輪が高さゆえに日常では着けづらいこと、さらにトップの角が指にあたって痛むことをご相談いただきました。
指あたりを滑らかにしつつ、負担のない高さに整えること。
加えて腕(ウデ)の指なじみなど、細かな部分もひとつひとつ丁寧に確認しながら職人と慎重にディティールを決めていきました。
N様は明確な完成イメージをお持ちだったため、過去に制作した一点物をベースにしながらデザインのご相談を進めました。
担当職人はそのうえで、石座のウラの装飾とリングの接点、指なじみの角度、一周施したミルグレイン、こうしたhumの特徴的な技術を丁寧に積み重ねることでお客様のイメージを形にしたと話してくれました。
今回は細部までこだわりの詰まったremodelだったこともあり、出来上がったリングをいろいろな角度からご覧になったN様が、満面の笑みで「comfortable!」とおっしゃる姿を拝見し、本当にほっといたしました。
<Before>

<After>




いかがでしょうか。bespoke/remodelは一期一会、同じものが二つとない特別感と“自分だけの”為だけに作られるジュエリーは日々を共にしていく上で代わりのない大切な存在になっていくことでしょう。
さてここからはオーダーの流れをご案内いたします。




