【hum making】神田-vol.6
こんにちは、小西です。
神田の練習記録vol.6をお届けします。八角形リングに、2度目の挑戦です!
Instagram:@hum_making
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Day 42
●シルバーの八角形リング
前回のメモを見て手順を思い出しながら、彫り進める。
① けがき(印つけ)→合格◎
② 彫り→ミルの横の線が汚いけど、ミル打ったら消えてしまうので及第点
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前回は割と強くけがいたけど、最後の仕上げをする時、けがき線を消すのにすごく苦労した。なので今回はあんまり痕を残したくないところと、残さないと後で大変になるところを思い出しながら印をつけた。
ミルの横の線はストロークが長くて、綺麗に彫るのはまだ難しい(ストロークの長い線が苦手です)。
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頭では左手の力を抜けば上手くいくとわかっているのに、癖なのか気付くといつもガチガチに力が入ってしまっている…。
Day 43
●八角形続き S字の彫りから
タガネを立ててオタフクの重みで彫り進めると、彫り跡が綺麗になる。
前回は葉っぱの形がシュッとしすぎたので、今回はふっくら丸みのある葉っぱを目指したところ、ぷりんと可愛らしくなってしまった。
●貞清さんのチェック
S字→もっと滑らかに。彫り直し。
彫り直した後はOKもらえました。
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片切り、角の1枚葉のところを2カ所ほど盛大にミスした。他はいい感じ。
それにちょっと怪しい雰囲気になっても、なんとか自分で直せた気がします。
Day 44
●八角形続き
内側のミル打ちまで終えたあと、昨日ミスしたところを貞清さんに修正してもらう。
ミルが柄に干渉してしまった→打つ時にグリグリ押しつけすぎ、ミルが大きすぎる。
ミルと柄の間を彫り直す。外側のミルを打って裏面へ。
before&after(貞清さん修正前と修正後)
Day 45
●表面の外側ミル打ち→裏面
ルーペ使ってミルを打つ練習中。今まで奥から手前に向かって打っていたけど、重なりやすいので、左から右へ打つように。
いつも字を書くときに左→右に流れるからその感覚でやってみたけど、右にミルを持っているんだから右→左のほうが絶対やりやすいなと、打ち終わった後に気付いた。次回から右→左で。
●貞清さんチェック
彫り、ミル横の彫りと直線→OK
線が細くなりやすい角の部分をしっかり深く彫れると、パキッとした印象に見える。
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片切りで葉っぱの周りを彫る時、補助線を先に入れることで、一枚葉がえぐれなくなった!
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前回は、彫りを入れたらミルを打つスペースが消失してしまっていた。今回は表も裏もまだちゃんと生きています。
Day 46
●葉っぱの先端を尖らせる修正
ミルの線から彫り直しを入れる感じ。
最初はやり方がよくわからなかったけど慣れたら楽しい。無機質だった葉っぱに、生命力が出たように感じる。
●葉っぱの真ん中の線を入れて→内側のミル打ち
表はミルが大きすぎたので小さくする。ルーペで入れる練習。右→左へ。
入れたら、今度は小さすぎた、、、?
Day 47
●ミルを4号で入れたのが小さすぎたように思い、貞清さんに見てもらう
「4号はちっちゃいな…」とのことで、6号で打ち直すことに。
打ち直すが益々ひどくなる一方。見本で直してもらったところと天地の差、助けを求めて貞清さんの元へ…
●貞清さんからミル打ち直しのアドバイス
リングの内側から線に向かって押す。バリが出るのでぐりぐりしない。
ミルの打ち方も、奥から手前に倒す方法(ミルは横並びになる方向)だと見えないから、右から左に倒す方法(ミルは縦並びになる方向)が良い。ただしミルの先端が爪の間とか指に突き刺さらないように注意(まじで痛いらしい)。
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アドバイス通りにやったら、上手くいった。すごい!魔法だと思った。
Day 48
●八角形 彫り・ミル打ち終わり→仕上げ
貞清さんから、ミルもっと丁寧になると良いねとのことで、次回はミルの練習へ。
直線は「まあまあ」良くなってきたらしい…?
仕上げの段階で、結構消えてしまう線がある。もっと深く彫る。
●森山さんから八角形の講評
・線の強弱が弱い
・比率が変わっても空間に収まる絵は一定にできるよう(これが絵が書けるということ)、練習する
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2回目の八角形は、前回の良くなかった部分を良くしていこうと思ってやりました。
葉っぱの形がふっくらするように、ミルを打つスペースを無くさないように、角の一枚葉をきれいに残せるように。この辺りは工夫して改善できたと思います!
今回貞清さんから言われた新たな課題は、ミル打ちの完成度です。次から練習していきます。
左が前回(約2か月前)、右が今回
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神田の言う通り、今回は葉っぱの形がふっくらして、一枚一枚が粒立って見えるようになりました。同じ柄でも、彫り手が「どう彫りたいか」の違いがこんなにはっきり表れるとは、驚きです。月桂樹の模様に躍動感があって、私は今回の方が断然好きです!
前回は一枚葉の形を「削りすぎてしまう」事があったようですが、それも今回目立たなくなっています。補助線を先に彫るという工夫が功を奏したようです。
苦手意識のあるストロークの長い線も、少しずつ克服していけると良いですね。
ミル打ちはシンプルな装飾だからこそ、技術の差がわかりやすいですよね。
美しく粒の揃ったミルが打たれると、全体の雰囲気が格段に良くなると感じます。
次回はミル打ちの練習。頑張ってください!
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