REFINE METAL COLLECTION -チェーンのデザインについて-
こんにちは、小西です。
今日は前回からの続きで、REFINE METAL COLLECTIONを詳しくご紹介してまいります。
REFINE METAL PROJECTの詳細や、コレクションを発表するまでの経緯については、こちらをご覧ください。
前回お話しした通り、このコレクションのチェーンデザインはhumの完全なオリジナルです。
プロジェクトの文脈と整合性の取れた生産背景であるべきなので、制作方法から職人の働き方までもを含めてデザインされています。
既に存在するモチーフを引用することなく、留具まで含めて一からチェーンを作ったジュエリーブランドを、私は他に知りません。
REFINE METAL“だけ”を用いて作る、100%アトリエメイドのチェーン。
これまでに無い革新的なデザインで、当然ジュエリーとしての見た目もカッコよくなければいけない。
全ての課題をクリアするため何度も試作を繰り返し、検証を重ねました。
チェーンは通常、加工が容易な丸い線を機械で編みます。
マシンメイドのチェーンは効率が良く正確ですが、グラデーションやコンビネーションなどの変則的なデザインは不可能です。
今回のコレクションのチェーンは、角線を手で組み上げて作ります。
職人が角線を叩き、曲げる工程で、地金の特性により線の太さに絶妙なグラデーションが生まれます。
角線は丸い線に比べて加工の手間はかかりますが、ダイヤを留めたり、地金をコンビネーションにする事が可能です。
手作業ならではの良さを最大限に活かした、humにしか作れないチェーンジュエリーが完成しました。
ジュエリーは何と言っても、身に着けた時に美しくなければいけません。
洋服や他のジュエリーにマッチするかどうかも大事。
革新的なデザインのREFINE METAL COLLECTIONではありますが、ファッションジュエリーとしてコーディネートをお楽しみいただけるよう仕上げられています。
コーディネート例を少しご紹介してみます。
シルバーのブレスレットは、人気のhumeteチェーンブレスレットに比べて厚みや太さがあり、1点で存在感があります。
ダイヤがあしらわれたアイテムをバランスよく組み合わせると、エレガントな雰囲気をお楽しみいただけます。
ネックレスも同様に、ダイヤの入ったピアスをさらっと合わせると良さそうです。
humete Combination collectionのフープピアスとのスタイリングが、私の一押し。
チェーンリングは、humeteチェーンブレスレットとの相性が抜群。
リングとピアスを同じデザインで揃えると、わざとらしくなく、きちんと感を演出できます。
いかがでしょうか。
まだまだ私も研究中ですが、これまでのチェーンジュエリーとは全く違う、新鮮な着け方ができそうです。
REFINE METAL COLLECTIONのトランクショーに合わせて、各店にてデザイナー来店イベントを開催いたしますので、デザイナーから直接コーディネートのアドバイスをもらうのも楽しいと思います。
出処が明確なREFINE METALだけが使われ、作った職人の顔が見える。
オールハンドメイドなので手間暇はかかるけれど、過重労働が生じる事は無い。
今までに無かった全く新しいデザイン。斬新なのに奇を衒うところがない。
ここまでサステナブルでトレーサブルで、生産背景やストーリーまで含めてかっこいいと思えるジュエリーがあるなら、それ以外は必要ないのでは?
そんな風に思ってしまうのは、私だけでしょうか。
職人が「天才的な発明」と自負する、“REFINE METAL COLLECTION”。
ぜひご覧ください。
皆様のお越しをお待ちしております。
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。