狂騒の、2020年代
こんにちは、小西です。
今日は、今一番私が欲しいもの、そして今一番誰かにおすすめしたいものをご紹介します。
最近スタッフの所有率が上がっている、humete Combination collectionのフープピアスです。
先日インスタに写真を載せたところ反応が多数あり、いつも担当させていただくお客様からも「気になっています」というメッセージが届きました。
以前にご試着いただいた際「印象が強すぎるかも…」と仰っていた事を話題に出すと、「最近は強いイメージのアイテムを着けたいんです。仕事で前に立って何かをすることが増えてきているので、精神的に強くなりたくて」と。
精神的に強くなりたいのは私も同じだったので、なんだか嬉しくなりました。
さて、Combinationのフープピアスと、お客様の「強くなりたい」という言葉から、ふと連想したことがありました。
「狂騒の時代」…第一次世界大戦後、社会が大きく変化した1920年代のことです。
奇しくも今からちょうど100年前。経済面ではもちろんのこと、ジャズ音楽やアールデコスタイルが広まり文化も大きな成長を遂げました。
当時の社会の力強さを表現したのが「狂騒」という言葉です。
Combinationのフープピアスは、色のコントラストが特徴的です。単に2色を貼り合わせただけでなく、表のホワイトゴールドはブラックのメッキで仕上げ、裏のイエローゴールドは鏡面に磨くことで、黒と金の強い対比が生まれています。
このコントラストの強さから、なんとなくアールデコを連想したのかもしれません。実際アールデコの時代には、シノワズリからの影響を反映した黒と金、赤と金、といった配色のジュエリーが作られていました。
それに、コロナ禍で大きな変化を余儀なくされた現代には、「狂騒の時代」と共通する時代背景があるように感じられるのです。
まさか出掛けたり人と会うことがこんなにも難しく貴重になるなんて、これまでは思ってもみませんでした。特に私の仕事は人と会うことで成り立つものだったので、そのインパクトはあまりに大きすぎました。
今から100年前、狂騒と称される1920年代も同様、それ以前では考えもしなかったような変化が目まぐるしく起こったのだと思います。
メッセージを下さったお客様は、仕事内容のステップアップから「精神的に強くなりたい」と仰いました。その言葉にも自分自身を重ね合わせつつ、このコロナ禍でもう一つ感じていたのが、環境の変化に適応しきれていない自分の「弱さを認める強さ」が欲しいという事。。。
Combinationのピアスが持つ力強さが「狂騒の時代」と重なり、これからの生き方を示唆してくれているんじゃないかと私には思えたのです。
ここまで超・個人的な解釈を書いてしまいましたが、間違いなく言えるのは、humete Combination Collectionはhumのクラフトマンシップを手に取るように実感できる作品だという事。
hum staff blog「humete Combination Collection」
人の記憶に寄り添い続け、強く永く必要とされ続けるもの。
そういったものはインスタントな手法からは生まれないと考え、ひとつひとつ手間暇をかけたハンドメイドにこだわっています。humのジュエリーを大切にご愛用いただいている方なら、その作用をきっと実感してくださっているはずです。
豪奢品or必需品という単純な基準に当てはめることはできないし、あらゆるリアリティが希少になっていく時代では、人の心を打つモノや手触り感のあるモノこそ寧ろ必要だとも思います。
この記事に少しでも共感してくださった方には、勝手ながらhumete Combination Collectionを強くおすすめさせていただきたいと思います。
ちなみにREFINE METAL Collectionとのスタイリングもイチオシです。
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。