固定観念にとらわれない
こんにちは、小西です。
少し前、自分へのご褒美として「ちゃんとしたピアス」を初めて買おうと思っている、というお客様を担当したことがあります。
ちゃんとしたピアス=有名なブランドの一粒ダイヤのピアスだと思っていたけど、なかなか良いものに出会えない。そう話してくださいました。
humでは初めにメレダイヤが留まったフープピアスをご試着いただいたのですが、本当にお似合いで、「ブランドや一粒ダイヤにこだわる必要は無かったんだ」と仰っていたのが印象に残っています。
このように、固定観念が邪魔してしまって自分の理想に辿り着けない、という事はよくあるように思います。
これは私事ですが、仕事始めの日に、今年はリングを新しくオーダーしたいなと思いました。
今はほぼ毎日、個性の強いリングばかりを4本、それぞれ違う指に着けています。
リングを増やしたい気持ちはあるもののどの指に着けようかと悩む内に、「ずっと空けていた左薬指に着けるのがいいのでは?」と思い立ちました。
左薬指は一般的に、エンゲージメントリングやマリッジリングを着ける指。
私は独身なので、ずっと左薬指にリングを着けることを避けてきました。
でも、自分が着けたいなら着ければいいんです。
そう思ってリングを物色していると、「これだ」と思うものが見つかりました。
REFINE METAL Collectionのチェーンリングです。
以前から気になってはいたものの、着ける指が無いという理由で候補から外しかけていました。
左薬指に着ければいいと気付いて、自分で言うのも何ですが目から鱗です。
手持ちのリングともうまくコーディネートできるし、これをオーダーすることが今年の目標になりました。
更に着け方を研究している内に、私の理想的なコーディネートが見つかりました。
kumoの10連リングと、humete Combination collectionのエタニティリングを重ねたコーディネート。
ゴールド系の地金で統一してボリュームのある2本を合わせたところと、ブラックの色味を差したところがポイントです。
それぞれ全く違う個性のある3本ですが、少し工夫することで綺麗にまとまりました。
固定観念を一度取っ払ってしまえば、ジュエリーの楽しみ方は無限に広がりますね。
私自身、固定観念や一般的な価値観に囚われすぎていた時期がありました。
色々な人との出会いやhumに入ったことなどを機に、少しずつ考え方が変化してきて、今は以前に比べるとかなり自由に、楽に、生きられていると思います。
今度は私が、他の誰かに対して良い影響を与えられるようになりたい。
少し大袈裟ですが、左薬指に着けるリングは、その決意表明になりそうです。
とは言え、勘違いされる度にいちいち説明するのも面倒なので、なるべくブライダルリングに見えないコーディネートを考えておきます。
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。