【hum making】 神田-vol.15

こんにちは、小西です。

 

神田の練習記録vol.15をお送りいたします。

vol.14はこちら

 

 

神田が講師を務め和彫りに触れていただくワークショップ「神田彫金技塾」を福岡で開催いたします。

詳細はこちら

 

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Day 139

 

●リニューアル月桂樹2本目 S(中)・GG 続き

彫りにくいなーと思いながらも、特に何もなく終了。

ミルは打ちやすいのか打ちにくいのか・・・すごく力を入れれば綺麗に入るけど、その力がないので2周したりして綺麗に整えた。タイムロス。タイムは八角形より断然短い。

次はPT!

 

 

Day 140

 

●リニューアル月桂樹3本目 M(太)・PT

プラチナもなかなか彫りづらい。特に葉っぱの彫り。

正面の葉っぱ全部彫った後に横にして繋げる時に、「あ、正面彫った時のたがねの角度悪かったな」と感じることが多々ある。(=きれいに繋げるのに苦戦する)

ミルも力がないとツヤっとしないし、よくわからないことになるので、腕の力は大事。

失敗は特になし!1日足らずで出来上がった!

 

 

Day 141

 

●1ヶ月後に納期のオーダー八角形。

石ありの八角形。石留めは貞清さんにバトンパスするので、なる早でやるのもアリかなと。

彫る前に貞清さんから「彫り留めの穴あけと彫りはやるから、神田さんに爪を丸めて石を留めるところをやってもらおうかな?」「俺も石が留められなかった頃は、途中までやってもらって最後仕上げていくのを繰り返した」と。

爪を丸めるだけならできそうだと思って「それならやります!」と即答しました。

途中シルバーの感覚で彫ってしまって、一瞬ひやっとした場面があったけど問題なし。

ミルを打つことをすっかり忘れていたけど片面の彫りは終わった。

 

 

Day 142

 

●オーダーの八角形 もう片面

シルバーじゃなくてWGですよー!!と心の中で唱えながらやった。

 

●リニューアル月桂樹SS(細)を2本同時進行

3、4本目。PTとGG。

ケガキとサイドの彫りまで。

少し蛇行してしまったが特に失敗という失敗はない。

彫りやすいランキングはWG>PT>GG>SV(神田の主観によります)

 

 

Day 143

 

●JMFvol.2に向けて神田彫金技塾のサンプル作り

 

●リニューアル月桂樹続き

実の大きさや罫書きの印の距離感などなど、計測しつつ彫りつつやった。

 

上(GG)…以前のサンプル、下(PT)…私が彫った新しいサンプル

(葉っぱの形の違い、わかるでしょうか?)

 

 

Day 144

 

●リニューアル月桂樹S(中)2本同時進行

WGとPT。6、7本目ともなれば慣れたもんです!

2本同時はかなり効率がいい。彫りもそうだし、一個シンナーにつけてヒートフォームを取り除く時に、片方が進められる。

ペースとしては、1日で 2本完成はまだできない。今日は実を実らせたところまで。

横の彫りとミルはまた明日。

 

●夜は明日のプレワークショップに向けてタガネ研ぎ。

神田彫金技塾プレワークショップの様子はこちら

 

 

Day 145

 

●続きから

横の彫りとそのままミルを打つ。

シルバーの時に苦戦していたミルはすっかり綺麗になりました◎シルバーの地金がやわらかすぎて蛇行していたのか…?いずれにしても、シルバーでもミルは上手く打てるようになりたい。

 

●リニューアル月桂樹M(太)のGG、1本だけ取り掛かる

1本だけやるのが久々で、すごくサクサク進んでいる感覚。

 

たまにこんな感じでヒートフォームに彫り模様押し当てて遊んでる瞬間があります。この柄が綺麗だと嬉しい。

 

 

Day 146

 

●続き

あっという間に彫り終えた。

リニューアル月桂樹のサンプルは残り一本。

 

 

Day 147

 

体調を崩してしまい、いつもの朝練に間に合わず。

 

●夜、ラスト1本のリニューアル月桂樹に取り掛かる

実は得意なWGをわざと最後に残していた。サクサク彫れて楽しい。

ぎりぎり全部終わらなかったので明日また続きをやることに。

 

 

Day 148

 

●続き

実を作るところ〜最後まで。

リニューアル月桂樹、無事に9本の店頭サンプルを彫り終えました!!!!!

 

月桂樹プレデビューの感想。

 

全体的に上手くいった!

練習のときは自分なり(humなり)の月桂樹がよくわからなくて、1本目かなり気に入っていたけど評価は全然良くなく…(笑)

2、3、4本目も迷走に迷走を重ねて、一向に上手くもならないし、正解の月桂樹の柄も分からず、ミルも上手くなく。

月桂樹は長い道のりになるだろうなと思っていた矢先に、プレデビュー。

 

柄の解釈が納得いかないままリニューアル第1号のWGを彫った時に、なぜかすごく美しく彫れた!!

あれ??これか!!?と何か掴めた瞬間があって、貞清さんからOKを頂き、稲沼さんからも素敵!素晴らしい!と仰っていただけて、自信が持てました。

その後貞清さんから「もうチェックする必要ないからどんどん彫っていいよ」と言っていただけました。「たまーに抜き打ちでチェックするかもしれないけど」と。

 

自分の彫った模様はすごく綺麗だなって思っているのですが、前のシュッとした柄の方がいいのかな…?とか、やっぱり少し考えてしまう時もあります(特にM。SSに関しては私のが1番だと胸を張れる勢い←もちろん貞清さんには及びませんが)。

でも貞清さんも稲沼さんも、シュッとしているよりふっくらした葉っぱの方が美しいと仰っていたので、迷う瞬間があってもこの言葉を思い出しています!(他の人達から前の方が良かったと言われないか、まだ内心ドキドキしています)

 

そういえば、前に店頭のサンプルを見ながら「私ならこう彫るな」と思い、いずれ彫り直したいと貞清さんに言ったことがありました。それをリニューアルのタイミングで実現できるとは思ってもみなかった…。

 

今、八角形は10時間ちょっと、月桂樹は7時間ちょっとで彫れるので、

それぞれ2時間くらいで彫れるようになりたいです。

 

 

プレデビューの月桂樹リング9本

 

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リニューアルする店頭サンプルを無事彫り終え、晴れてCarving Ringの彫りのデビューを果たすこととなりました。

作り方を鋳造から鍛造へ切り替える重要なタイミングで彫りを任せるとは、貞清がどれほどの期待を抱いていたか推し量ることができます。その期待を裏切るどころか優に超えてくる神田!さすがです。

 

私の個人的な感情が入ってしまうのは否めないのですが、職人としての技術やセンスは勿論のこと、とにかくひたむきに仕事をする彼女を見ていると、何でも任せたくなってしまいます。自分の成長に貪欲だし、言ったことをちゃんと実行に移してくれるので信頼がおけるんです。

 

今後は石留めの練習にも本格的に取り組んでいくそう。

まだまだ上を目指して挑戦を続ける神田に、引き続きご注目ください。

 

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