【hum making】高野-WIREWORKS
こんにちは、小西です。
10月26日(水)から11月1日(火)まで、阪急うめだ本店プロモーションスペース11にて「hum POP UP atelier & shop」が開催されます。
期間中は職人が来店し、先日のJEWELRY MAKING FESTIVAL vol.3でお披露目となったWIREWORKS※のバングルやリングをその場で制作いたします!
その他にも“THE SYMBOL OF REFINED METAL”コレクションをフルラインナップ展開するなど、生産背景や素材の成り立ちを知ることでジュエリーの魅力を再発見できるイベントになります。
ぜひこの機会にお立ち寄りくださいませ。
※WIREWORKSは数に限りがございますので予めご了承ください。確実に購入したい方には事前予約をお勧めしております。hum HANKYU UMEDAまでお問い合わせくださいませ。(TEL:06-6313-1276)
【hum POP UP atelier & shop @ HANKYU UMEDA】
場所:阪急うめだ本店 1階 プロモーションスペース11
日程:10月26日(水)〜11月1日(火)
職人来店スケジュール:
高野友裕 / 10月26日(水)〜10月30日(日)
小野 誠 / 10月30日(日)〜11月1日(火)
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さて、本日のJournalは職人・高野による【hum making】をお届けします。
普段から代表・貞清のひらめきやアイデアを聞かされることが多いという高野。WIREWORKSも貞清との雑談から生まれたのだそう。
彼がWIREWORKSをどのように制作していったのか、その過程を公開いたします。
Instagram:@hum_making
YouTube:hum jewelry making
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職人の高野友裕です。
JEWELRY MAKING FESTIVAL vol.3で、新しいワークショップコンテンツ「WIREWORKS」を担当しました。
デザインや作り方を自分で一から考えたもので、ありがたいことに実際に制作を体験してくださったお客様たちの反応も良かったです。
今度開催される阪急うめだ本店のイベントでは、僕がその場で仕上げてお客様にお渡しすることになりました。
事の始まりは、代表の貞清さんから見せられた数枚の画像です。
Pinterestで見つけたものらしく、紐のいろんな編み方が図解されていました。
「指輪をこんな風に作れるかな?」と聞かれたので「できそうっすね」と答えました。そうしたら「一回作ってみて」とのこと。
何を作るんだろう?リファインメタルコレクションの新作かな?と思いながら、とりあえず形にすることを目指して制作を始めました。
実は、普段から三つ編みをするのが癖なんです。
一緒に住んでいる彼女がプレゼント包装に使われていたリボンや紐を取っておいてはよく髪の毛に巻いたりしていて、家にそういうものがたくさんあるので、ついつい手に取っては三つ編みをしています。
でも実際に金属を編んでみると、紐やリボンとは勝手が全然違うということがわかってきました。
1日目
四つ編みと三つ編みで試作。
編み終わりの部分をモチーフのようにして繋いだものの、デザイナーの稲沼さんからは「モチーフ部分を無くして作ってみて」と言われた。明日やってみる。
神田さんからは紐2本での編み方を提案されたので、こちらも明日試作してみる。
2日目
昨日の内容を踏まえて試作。
端材を使ったため線が細すぎたのか、制作途中で端が捩じ切れてしまった。
作ることはできたので、明日稲沼さんに報告する。
どうやらリファインメタルコレクションではなく、ワークショップやイベントの商品として出したいらしい。
3日目
新たにひねりを加えた4つ編みに挑戦し、バングルを試作。ひねりの効果で立体感のある仕上がり、目の詰まった見映えになった。
貞清さんの反応も良かった。
明日は6つ編みを試してみたい。
4日目
5つ編みと6つ編みを試作。
6つ編みは線を引き締めながら編めないため、上手くいかなかった。
紐はどれだけ動かしても大丈夫だけど、金属は何度も同じ箇所を動かしているとどんどん硬くなってしまって編めなくなる。
5日目
3日目に作った立体4つ編みを、Φ2.0の太い線に変えて試作(これまではΦ1.5)。
太さの違いで編む難しさは変わらない。
6日目・7日目
細い線径でリングを作成。細いとロウ目が分かりにくくなる。
K18YGでも制作。
8日目
前回までに制作していた内容でOKが出た。
稲沼さんに見てもらいながら色んなパターンを試してきたけど、ほとんど「いいね」「OKです」という反応だったので、自分で型数を絞っていく。
ご覧の通り、WIREWORKSの制作活動は結構感覚的でした。でも結果的に良いものができたと思っています。
アトリエの皆が良いと言ってくれたシルバーの両端の「共付け(ロウ付けではなく地金そのものを溶かしてくっつける方法)」も、実は貞清さんが見せてくれたYouTubeの変な動画がアイデア源だったりと、本当に普段の何気ないやり取りの中にものづくりのヒントが転がっているような感じです。
線の太さは、一番最初は女性が着けることを想像しながら決めました。
女性が着けるんだったら太すぎないほうが良いかな?と思ったけど、実際に作ってみるとあまりカッコいい仕上がりになりませんでした。
もっと太くしたら男性でも着けられそうだな、そう言えばハムエタコレクションのチェーンも結構太めだなと気付いて、次は自分好みの太さに変えてみるとこれが正解でした。
シルバーを太めにした分ゴールドの方は極端に細く作って、シルバーもゴールドも同じくらいの人気でした。
WIREWORKSの面白いところは、同じ編み方でも線の太さや素材が違うと別物のように見えるところ、編む人によっても編み目が全く違う仕上がりになるところです。自分で何度も作っているとシルバーとゴールドの素材の特性を手で直に感じることができたりと、色々と発見が多かったです。
今度の阪急うめだ本店のイベントでは、ご来場くださるお客様と直接お話ししながら1点1点製作します。たくさんの方にお会いできたら嬉しいです。
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【hum POP UP atelier & shop @ HANKYU UMEDA】
場所:阪急うめだ本店 1階 プロモーションスペース11
日程:10月26日(水)〜11月1日(火)
職人来店スケジュール:
高野友裕 / 10月26日(水)〜10月30日(日)
小野 誠 / 10月30日(日)〜11月1日(火)
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