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【making】THE SYMBOL OF REFINED METAL
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【making】THE SYMBOL OF REFINED METAL

こんにちは、小西です。

 

9月1日より発売となる、REFINE METAL New Collection“THE SYMBOL OF REFINED METAL”。

本日は、そのmakingをお届けします。REFINE METAL Collectionの制作を担当している職人・高野に、"THE SYMBOL OF REFINED METAL"のジュエリーができるまでの工程を解説してもらいました。

 

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初めまして。職人の高野友裕です。

THE SYMBOL OF REFINED METALの制作工程を紹介していきます。

ご覧のようにREFINE METAL Collectionは全て手作業で制作します。

 

 

<ローラーで地金を線状に延ばす>

 

 

 

<線状の地金をパーツの長さに合わせてカットする>

 

<叩いたり削ったり曲げたりして、パーツをひとつひとつ成形する>

 

<パーツを組んで繋ぎ、ロー付けする>

 

<仕上げ・完成>

 

今回のTHE SYMBOL OF REFINED METALは、前回のREFINE METAL Collectionに比べて、パーツのサイズがぐっと小さくなりました。

パーツが小さくなったという事は、同じ長さを組むのに必要なパーツの数が増えるという事です。例えば、前回のコレクションのゴールドブレスレットは12パーツ前後。同じくらいの長さで今回のコレクションに置き換えると、約40パーツが必要になります。

ひとつひとつのパーツが小さい分、加工する作業にも集中力がより必要になってきます。それを40パーツ分繰り返すのですから、結構な手間暇がかかっていると想像してもらえるのではないでしょうか。

 

 

代表の貞清さんがREFINE METAL Collectionの新作を考え始めたとき、まず「華奢なリングを作りたい」と思っていたようです。前回のコレクションのチェーンリングは大きめのパーツを使って三角形のような形状に仕上がっていますが、もっと小さいパーツでリングを作りたい、と。

線の細さやパーツのサイズ感が決まって、僕が実際にサンプルを制作しました。チェーンリングに必要なパーツ数は、約20パーツでした。小さいパーツに手こずって、結構大変だったことを覚えています。

完成したサンプルを見たデザイナーの稲沼さんが「これでブレスレットも作りたいね」と言った時、思わず「マジですか?」と口にしてしまいました。リングひとつ組むのも大変だったのに、その倍の長さが必要なブレスレットをやるのかと…。必死で作ったら、なんと今度は「ネックレスもあれば良いよね」。ネックレスには120パーツ必要です。勘弁してほしいと思ったけどやり遂げました。

一段落したころ貞清さんに「結構大変でしたよ」とこぼしたら、「でも、このネックレスをやった後に前のコレクションのブレスレットを作るのは、すごく楽に感じるでしょ?」と言われて、確かに…。と頷いてしまいました。

 

 

最後に、REFINE METAL Collectionに対する僕の考察を聞きたいと小西さんから言われたので、少しお話しします。

REFINE METAL Collectionのチェーンや、その他の様々なチェーンを観察していると、「もしかすると、他の誰かが全く新しいオリジナルのチェーンを作ろうとしたとしても、このREFINE METAL Collectionのデザインに行き着いたかもしれない」と思います。一般的に使われているチェーンをアレンジしたり、分解したり、それを構築し直したり・・・そうやって突き詰めて考えていくと、このデザインが生まれたのは必然だったようにも思えます。

でも、全く新しいデザインができるまでチェーンについて考え続けるなんて、絶対に誰にでもできることではありません。貞清さんのこれまでの経験や、いろんなものを見て考えたり感じたりしたこと、全ての積み重ねがあったからこそ答えを導き出せたんだと思います。

誰も真似できないくらい時間をかけて考えて、試行錯誤して、REFINE METAL Collectionを形にした貞清さんは、やっぱり凄いです。

 

 

こんな感じで、貞清さんを中心にhumがチーム一丸となって、一生懸命制作するコレクションです。

THE SYMBOL OF REFINED METALの仕上がりは多くの人が手に取りやすい雰囲気になっていて、個人的にも凄く好きな感じです。

今回のコレクションを機に、これまでREFINE METAL Collectionを手に取る機会がなかった人にも、REFINE METALの象徴が広まっていくんじゃないかと思います。

 

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いかがでしたか。

「結構大変だった」と話す高野からは自分の仕事へのプライドが感じられ、私はなんだか嬉しくなってしまいました。

高野に限らず職人が皆誇りを持って働いているhumだからこそ、REFINE METAL Collectionのように手間暇をかけなければ作ることのできない作品が生まれるのだと改めて実感しました。

 

humチームの熱量を込めた新作"THE SYMBOL OF REFINED METAL"、楽しみにお待ちいただけますと幸いです。

 

REFINE METAL New Collection

"THE SYMBOL OF REFINED METAL"

2021.9.1販売開始

 

 

記事の中でも引用したhum JINGUMAE atelier&shop古川のInstagramでは、THE SYMBOL OF REFINED METALを制作する高野に密着した動画を、ひとつのシリーズとして毎週投稿していくようです。是非ご覧くださいませ。

→Instagram:@furukawa_humstaff

 

Instagram「hum_making」では、職人・神田が技術を習得するまでの軌跡や、制作風景などをお届け。
→Instagram:@hum_making

 

また、職人・茂木のYouTubeチャンネルでは、職人・神田と代表・貞清による「Jewelry Making 職人への道」の他、humに関する様々な動画をお楽しみいただけます。こちらもよろしくお願いいたします。

→YouTube:hum jewelry making

 

 

 

今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

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