bespoke -customer interview vol.1-
こんにちは、小西です。
本日は、hum JINGUMAE atelier&shopでエンゲージリングをフルオーダーしてくださったお客様のインタビューを掲載します。
彼女に内緒でエンゲージリングをオーダーしたいとご相談いただいた、W様。
リングへのこだわりや、デザインのイメージ、彼女への想い、、、
JINGUMAEの店長・古川と、職人・森山が、様々なお話を伺いながら承りました。
エンゲージリングに続いてマリッジリングもオーダーいただき、おふたりで受取りにご来店された際、インタビューに応じてくださいました。
W様の強い想いと、そこに呼応した古川と森山の提案が印象的な内容です。
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<お客様> W様・エンジニア / H様
<インタビュアー> 古川・hum JINGUMAE atelier&shop
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【エンゲージリングをhumでフルオーダーされた理由】
-まずは、今回humをお選び下さった理由についてお聞かせください。
W様:
彼女が好きで憧れているブランドがhumでした。
少し前、ピアスをオーダーしに伊勢丹のお店へ行った時「こんな指輪がいいな」という話が出たこともあり、婚約指輪はhumで作ろうと決めていました。
-デザインや予算へのこだわりはありましたか?
W様:
大体の予算はあったけど、それよりは納得のいくものにしようと思っていました。
僕から見た彼女のイメージに合うよう、シンプル過ぎず、華やかさのあるデザインにしたいな、と。
最初に考えたのは、月桂樹の和彫りのリングに1石ダイヤが入ったような婚約指輪です。
イメージに合うデザインがあればそれにしていたかもしれないですが、ぴったり合うものは無かったんで、せっかくだしフルオーダーにしようと考えました。
【職人との対話】
-ご希望をお聞かせいただいた上で、職人と直接相談していただきながらデザインを決めていった流れでしたよね。
W様:
実際に職人の方と話をすると、「月桂樹のリングは元々こういうコンセプトなので、やるならこのような形が良いのでは」と、具体的な説明と提案をしてくれました。
作っている人のこだわりは大事にしたかったので、有り難かったですね。
彼女からはブランドのコンセプトや世界観が好きなんだと聞いていたし、humでしか作れないものを、という事はずっと考えていたので。
-元々のイメージとは少し違う形だったのと、あとは他の部分でもオーバーする内容でしたが、思い切りの良い決断をされた姿がすごく印象的でした。
W様:
背が高く指が長い彼女に似合うものを、という点でも、提案されたデザインは優れていると思いました。
自分が思い描いていたものよりこっちのほうが良いなと納得できる提案で、すごく気に入ったので、それでお願いしました。
【彼女へのサプライズ】
-以前制作したことのあるデザインの原型を元に、腕に月桂樹の彫りを入れ、世界にひとつしかないリングが仕上がりました。実際に完成したリングを見て、どのようなご感想を抱かれましたか?
W様:
近いデザインのサンプルとダイヤのルースを見ていたので、ある程度はイメージできていたんですが、想像以上にすごく華やかで素敵な指輪になりました。
あまりにも素敵だったので、思わず自分で着けちゃった(笑)
-お渡ししたとき、H様の反応はいかがでしたか?
W様:
旅先の車中で唐突に指輪を渡しました。彼女は予想していなかったみたいで、とにかく驚いていましたね。
予想してた?
H様:
予想してなかったし、ダイヤが大きくて、一瞬ダミーなのかと…。
W様:
渡した後、クールに構えていればよかったんだけど、「こういうデザインで、職人と相談して作った」という話をついつい力説してしまいました。良さを知ってもらいたくて。
(この辺りで、H様が涙をこぼされました。指輪へのこだわりは聞いていたものの、オーダーに至るまでのW様の強い気持ちや決断を、この日のインタビューを通して感じ取られた様子でした)
-力説したくなるほど、様々なこだわりを詰め込んでオーダーしてくださったリングですものね。私達も嬉しかったですし、H様もきっと喜ばれたのではないでしょうか。
H様:
私のスタイルに合わせてデザインを考えてくれたと聞いて、嬉しかったです。
しばらくしてから雑誌の婚約指輪特集を何気なく見たんですけど、全部同じに見えてしまって(笑)
本当に良い指輪を贈ってもらったなと、改めて感謝しました。
W様:
彼女のサイズがわからなくて、店員さんからも「サイズがわかってからオーダーしたほうが…」と言われたけど、どうしてもサプライズにこだわりがありました。
絶対に入るであろうサイズで作った結果、やっぱり大きかった(15号でオーダー→本来は約10号)。
-職人はサイズが変わることを見越して、後から直しやすいような工夫もしていました。
W様:
サイズ直しに出すまでの間、出かける時には、彼女がぶかぶかの指輪を人差し指に着けてきてくれて…。わざわざ着けてくれているその姿が嬉しかったですね。
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humのコンセプトや世界観が好きだという彼女の気持ちを尊重し、作り手の意図を大切にしてくださったW様だからこそ、今回素晴らしい作品を作り上げることができました。
一生に一度の大切な決断を私達にお任せくださり、大変光栄です。
W様 H様 心よりお祝い申し上げます
ありがとうございました!
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。