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bespoke -customer interview vol.2-
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bespoke -customer interview vol.2-

こんにちは、小西です。

 

今回はbespokeにまつわるcustomer interviewの第二弾。

bespokeとはお客様のお話を伺いながらお作りするオーダーを表す言葉です。

コレクションをベースにした少しのカスタムから、全く新しいデザインのご提案まで、humではお客様のご要望を叶えるために様々なオーダーをお承りしております。

 

先日、長らくhum HANKYU UMEDAへ通ってくださっているお客様よりフルオーダーのご依頼を承りました。

いくつかhumのジュエリーをご愛用くださってはいるもののフルオーダーでリングをお作りするのは初めてで、私としても大変嬉しく印象深い出来事となりました。

その時のエピソードについてご本人にインタビューをさせていただきましたので、こちらでご紹介いたします。

 

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<お客様> K様

<インタビュアー> 小西

-改めまして、この度は大切なリングをお任せいただきありがとうございました。

 

こちらこそありがとうございました!本当に良いものが作れて満足しています。

普段から着けられるようなダイヤモンドのリングを求めていたので、気に入っています。

 

-K様との長いお付き合いの中で改めてお聞きしたことは無かったと思うんですが、humをご愛用くださるきっかけは何でしたか?

 

好きなスタイリストさんの本で紹介されていたのがきっかけで知りました。ちょっとアンティークっぽい雰囲気に無性に惹かれて、調べてみたら阪急百貨店にお店があって。

元々ジュエリーをほとんど着けないんですけど、humだけは自分で買って着けているという感じです。

 

-光栄です。ありがとうございます!

 

だから婚約指輪に代わるリングを作りたいと思った時も頭に浮かんだのはhumだけでした。

他社で購入した婚約指輪がしっくりこないなと感じるようになって、ほとんど着けないまま手放してしまったんです。でもやっぱり薬指にダイヤモンドのリングを着けたくて、相談してみようと思いました。

 

-K様がhumのセンスを信頼してくださっているからこそ、ヒアリングの段階で良いものになると確信が持てました。Journalの中から何枚かピックアップしてくださっていた画像をお見せいただくと、K様が理想とする傾向が見えてきて。昔から人気のある4mmのローズカットダイヤをメインに使って、K18ホワイトゴールドにブラウンのメレダイヤを留めるデザインをご提案しました。

 

なんとなくのイメージを形にしていただきとても嬉しかったです。ぼんやりとした憧れが一気に現実的になった感じがしました。

愛用しているhumete Rectangle Ringもホワイトゴールドにブラウンダイヤで、この落ち着いた感じが気に入っているので、同じ色合いでソリテールリングを作れたらずっと飽きずに着けられそうだなと思いました。

初回の見積もりをお願いしてから私自身でも色々考えを巡らせるようになって、「ああしたい、こうしたい」というこだわりが次々出てきました。

 

-そうでしたよね。初めは「特に強いこだわりがある訳ではない」と仰っていたK様が、覚醒したかのようにディテールにこだわり始めて(笑)何度もお打ち合わせを重ねました。憧れのフルオーダーがいざ現実味を帯びてくると、真剣にならざるを得ないですよね。

ジュエリーに限らず私にとってフルオーダーというものが全く初めてで、家に居ながら一人でデザインを想像したり、小西さんに相談して悩んだりする時間も楽しかったです。

やっぱり一生ものだし、夫も「金額は気にせず納得するように作ればいいよ」と言ってくれたので、理想を追求しようと細かくこだわり始めたらキリが無かったです。

でも最終的にはhumの職人さんを信頼してお任せしようと思えました。

「ある程度任せてもらえれば必ずベストな形にします」と断言してくれたことで、安心できました。

 

-hum JINGUMAE atelier & shopとは違い職人が直接ご対応できない代わりに、私が何度も森山(職人)と電話で話し合いました。「任せてもらえたら大丈夫」と森山が自信たっぷりに言っていたので、K様にもご納得いただけて良かったです。

森山からのご説明や、実際の制作を担当する代表・貞清の腕を信頼してくださった結果、当初の予定から変更が入った形で仕上がってきましたよね。一瞬「大丈夫かな?」と不安がよぎりましたが、K様とのこれまでのやり取りを思い返すと不安はすぐに消えました。

 

「アームは一定の太さになります」と説明を受けていたけど、実際に仕上がったリングは石座に向かってアームが細くなっていました。

でも元々はアームが細くなるデザインが良いなと思って相談していたので、アドリブで対応してくれて良かったです。

-アームの側面に彫りを施す場合、彫りに使うタガネという工具が上手く入らないことがあるため太さを一定にするという説明があったのですが、実際に制作を進める中で大丈夫だと判断したようです。見た目のバランスも良いですよね。

彫り模様と、アームのシェイプ加減。両方叶えることができて嬉しいです。改めて、とってもお似合いです。

 

石座やアームの厚み、石座の裏の葉っぱの付き方、全部が絶妙なバランスで仕上がっていて・・・。

信頼してお任せしていましたし、間違いなく良い仕上がりになるだろうと確信していたけど、理想のイメージが実現するってこんなに幸せな事なんですね。

想像していたリングが形になり本当に嬉しいです。でも、完成品は想像以上に素敵でした。

 

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K様、ありがとうございました!

きちんと感がありつつも普段使いしやすい、K様が理想とするソリテールリングをお作りすることができ、私も嬉しいです。

手元にリングを迎えるのが待ち遠しかったと思いますが思い出深いフルオーダーになりましたね。

 

 

K様の場合、初めてご相談いただいてから3週間ほどの期間メッセージのやり取りや店頭でのお打ち合わせを重ねて、ご成約となりました。制作期間は3か月ですので、お渡しまで約4か月掛かった形です。

もちろん一度のお打ち合わせで内容がまとまる場合もあれば、更に長い月日を要する場合もございますが、基本的には初回のご来店から3~4か月程度で完成となります。

理想を形にする為にしっかりとヒアリングさせていただいた上で、職人がお客様の為に一からお作りしていきます。

 

 

ジュエリーが本来持つ意味を実感することのできるbespoke。

職人がひとりのお客様に向き合い作りあげるジュエリーは、既製品とは全く違う意味合いを持った特別な逸品になります。このようなジュエリーこそが生涯身に纏いその後も代々受け継がれていくに相応しいのだと、私たちは信じております。

もしhumの価値観に共感してくださり、お客様にとってかけがえのないジュエリーを作りたいと思われましたら、ぜひ一度ご相談くださいませ。

 

 

今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

 

 

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