#my first hum とメンズジュエリー
はじめまして。職人兼ショップスタッフの高山です。
2023年11月にhumに入社し、職人として主にHUMETE COLLECTIONのシルバーアイテムの制作を担当しています。さらに週に数回店頭に立ち、お客様に直接商品をご紹介しています。
本日は、私がhumに入社して初めて購入したアイテム #my first hum と、メンズが着けるジュエリーについて、接客時のエピソードと共にご紹介いたします。
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私の #my first hum は、HUMETE CHAIN BRACELET です。
humのスタンダードアイテムとも言えますが、選んだ理由は二つあります。
一つ目は、デザイン。
ダイヤモンドとゴールドが絶妙なバランスで配置されており、ボリュームのあるシルバーがメインでありながら、決してカジュアルではないデザインがとても気に入りました。
普段はシンプルな服装が多い私ですが、このブレスレットを着けるだけで手軽にモードな空気を纏うことができます。
シンプルでカジュアルに偏りがちな方は、ジュエリーを取り入れるとカジュアルさが引き締まり、コーディネートの完成度をグッと高まります。
更に、ネックレスやブレスレットを着けていると、どうしても動作によって引き輪や金具が正面にきてしまい気になるものですが、HUMETE CHAIN BRACELET はフックまでデザインされていてどの角度から見ても美しいところも嬉しいポイントです。
二つ目は、どのように作っているのかが明確なところです。
私自身、職人ということもあり、制作背景がわからないものや作りが簡素なもの、いわゆる”アクセサリー”のような商品にはあまり興味を持てませんでした。
しかし、こだわりをもって一から自社のアトリエで制作しているhumのアイテムは心から欲しいと思うことができたのです。
オーダーした商品は自分で制作したことにより、一層愛着が深まりました。
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一方で、ダイヤモンドが留まっているものや繊細なデザインのジュエリーは男性には似合わない、不自然に思われてしまうのではないか、と考える方も少なくないと思います。
先日、ある男性のお客様の対応をさせていただいたときのエピソードです。
そのお客様は以前からhumのジュエリーをご愛用くださっていて、シルバーチェーンのブレスレットとリングを着けていらっしゃいました。
コーディネートはブレスレット1本と中指のリング1本のみ。重ね着けすることは絶対にないそうで、このシンプルなコーディネートがご自身の型として決まっているとのこと。
その日はチェーンリングに代わる中指用のリングを探しにご来店されました。
はじめはボリュームがあるMEN'S COLLECTIONやREFINE METAL COLLECTIONのリングをご紹介していましたが、ブレスレット1本とリング1本のコーディネートだと、どうしてもそれぞれのアイテムのインパクトが強くなってしまいます。お客様からも「存在感やボリュームは欲しいけれど、男性的すぎるデザインは好みではない」とのご意見をいただきました。
そこで、全く異なるアイテムを、と考えご提案したのが、KUMO TEN RINGSです。
今まで男性にこのリングをご紹介したことがなかったのですが、このお客様の好みやコーディネートなら絶対にお似合いになると思ったのです。
はじめは「男性が着けて変ではないか」と不安なご様子でしたが、ご試着を繰り返したり、私自身がお客様の代わりに身に着けて客観的にご覧いただくうちに不安も解消され、最終的には大変満足されたご様子でオーダーいただきました。
10本の細いリングが連なるデザインで、繊細でありながらもボリューム感、存在感を併せ持ったコーディネートが、お客様のスタイルにぴたりとはまっていました。
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この接客を通して、私自身の価値観やジュエリーを選ぶ基準も大きく変わりました。
メンズやレディースというカテゴリーにとらわれないということ、その人に似合うか似合わないか、ということです。
私も以前はそうでしたが、男性にとってダイヤモンドやジュエリーというと結婚指輪や贈り物のイメージが強く、ご自身で身に着けることを躊躇う方もいらっしゃると思います。
でも、ぜひ一度お手に取ってみてください。
固定観念にとらわれず、お客様の価値観の幅を広げることができるよう、お一人お一人のスタイルに合ったジュエリーをご提案いたします。