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名品を知る -humete Chain Bracelet編-
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名品を知る -humete Chain Bracelet編-

こんにちは、小西です。

 

昔勤めていた職場に、美人でおしゃれで愛嬌もあってよくモテる先輩がいました。当時20歳で何も知らなかった私にとっては、仕事はもちろん、世の中のおしゃれなものやイケてるもの、お酒に夜遊びに恋愛、処世術などなど、全てを教えてくれる師匠のような存在でした。

彼女はいつもクリスチャンルブタンの靴を履いていました。なぜルブタンが世界中の女性を虜にするのか?という事を師匠から説かれ、私はいつか自分もルブタンが似合う女性になりたいなと夢見ていました。

結局のところ当時思い描いていたような女性にはなれませんでしたが、高価なものが高価である理由、名品が名品である理由を20歳の頃に知れたことは大きな収穫だったと思っています。

 

たまたまクリスチャンルブタンを例にあげましたが、 世の中には名品と呼ばれるものが色々とあります。

ジョンスメドレーのニット、マルジェラのTabiブーツ、メイソンピアソンのヘアブラシ・・・

名品が名品であり続けるには理由があり、例え自分では選ばないものであったとしても知識として知っておくに越したことはないと私は思っています。

大半の物がすぐに淘汰されてしまうにも関わらず多くの人から愛され続けるというのは貴重なので、自分にとって必要なものを見極める際にそのデータベースが少なからず役立つ気がします。

 

humでも、15年余りの歴史の中で名品と呼ぶにふさわしい作品がいくつか生まれてきました。

代表的なのはやはりhumte Chain Braceletでしょうか。

2011年の発表以降、不動の地位を築いてきたベストセラーアイテムです。

既にご愛用の方も多いアイテムですが、個人的に7年の月日をhumの一員として過ごす中でこのブレスレットの凄さを年々実感するようになりました。

前置きが長くなってしまいましたが、本日は「名品を知る-humete Chain Bracelet編-」と題して、改めてhumete Chain Braceletの魅力の神髄を探っていきます。

 

 

1シルバージュエリーの新しい表現

humete Chain Braceletには、従来のシルバージュエリーには無かったエレガントさがあります。

ブランドを立ち上げて以来18金グリーンゴールドの華奢で繊細なデザインを多く制作していたhumは、これまでとは違う表現を目指してシルバーのコレクションを制作することにしました。

シルバーの素材特性を生かしながら、市場のシルバージュエリーのイメージ(そして、これまでのhumのイメージ)を良い意味で裏切るようなコレクションを目指した結果、ゴールドやダイヤモンドの異素材を組み合わせるデザインが誕生しました。

絶妙なバランスで18金ゴールドとダイヤモンドが配置された、ジュエリーライクな表情のシルバーチェーンブレスレット。

あくまでもシンプルなデザインですが、異素材のコンビネーションがさりげなくも印象的です。また、燻したシルバーを丁寧に磨いて陰影を出すことで、カジュアルに転びがちなシルバー素材に奥行きのある表情を持たせています。

 

発売当時、市場に出回っているシルバージュエリーといえば、パンクロッカーが着けるようなハードなテイストのもの、ハワイアンジュエリーやインディアンジュエリーなどの土着的なもの、簡素なアクセサリー、これらがほとんどでした。

ボリューム感のあるシルバージュエリーで、これほどエレガントに仕上がっているものはなかなかありません。

まさに素材特性を生かしながらシルバージュエリーの新しい表現に成功したといえるデザインなのです。

 

 

2スタイリングの幅を広げる、もっとジュエリーを楽しむ

異素材コンビネーションのデザインは、さまざまな素材・さまざまなテイストのジュエリーを繋ぎ、調和させてくれます。

私の個人的な話ですが、元々シルバーに苦手意識がありゴールドばかりを好んで着けていました。そしてhumete Chain Braceletは自分には似合わない、と思い込んでいました。

しかし徐々に「今持っているジュエリーをもっと活躍させたい」「もっと新鮮なスタイリングがしたい」と感じるようになり、ふとしたタイミングで思い切ってチャレンジ。ゴールドがベースのスタイリングにも自然に馴染んでくれますし、新鮮な着け方ができるようになりました。

更に、これを機にジュエリーの選択肢が増え、ゴールドだけに絞っていた頃よりもジュエリーを身に着けることがぐんと楽しくなりました。

素材やテイストを統一する正統派な着け方も良いですが、時代と共にミックス感を楽しむ方が増えてきています。

いろんな要素を取り入れながらその配分を少しずつアレンジすることで、こなれ感のある自分らしいスタイリングになります。

持っているジュエリーの素材が偏っている方こそ是非ともおすすめしたいアイテムです。

 

3潔さがもたらす洗練

私が愛用しているのはhumete Gradation Chain Braceletのほうですが、毎日様々なお客様のブレスレット選びをお手伝いさせていただきながら改めてスタンダードなhumete Chain Braceletの良さを感じることが増えました。そのひとつが「潔さ」です。

手首に太めのラインをすっと一本引くようなシルエットはアクセントとしても申し分なく、尚且つすっきりとしたスタイリングに一役買ってくれます。この潔さが全身のバランスを整え引き締めてくれるので、やはりまずおすすめしたいのはスタンダードなhumete Chain Braceletのほうです。

その上で「複雑さ」や「軽やかさ」を重視したいという場合は、グラデーションタイプをご検討いただければよろしいかと思います。

あとはチェーンの太さで迷われる方が多いですが、これまでの経験上、長く使うことを見据えるなら太い方がおすすめです!年齢を重ねるごとにボリュームのあるものが似合うようになっていくのと、太い方はダイヤモンドパーツもゴールドパーツも大きく、より上質でジュエリーらしく見えるためです。

 

 

ボリュームがあるのにエレガントで、色んなアイテムを繋いで調和させるバランサーでありながら、潔いデザインがアクセントとなり全身のバランスを引き締めてくれる、そんなジュエリーは貴重だと思います。

まだまだ語れるポイントは尽きませんが、これだけでもhumete Chain Braceletがいかに良くできているかを少しでも知っていただけたのではないでしょうか?

 

名品には名品である理由があります。

humete Chain Braceletを見かけたことはあるけどシルバーのブレスレットにしては高価だな、、という方。ぜひ一度お試しいただければ嬉しいです。

 

 

「名品を知る」シリーズ、次回はhumete classicバングルを取り上げたいなと思っております。気長にお待ちください。

 

 

photo by Keisuke Mogi

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