【hum making】神田-vol.10

こんにちは、小西です。

 

神田の練習記録vol.10をお届けします。

vol.9はこちら

 

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Day 84

 

一応まだプレデビュー作ですが、遂に本番の八角形に取り掛かります。

 

●八角形けがき

貞清さんに細かくチェックしてもらいながら。

初めて彫る時に聞いたのと同じ説明を受けたけど、彫ったことない・これから彫りを初めますって時に聞くのと、実際に彫り慣れてきてから聴くのとでは、理解度が全然違った。

実は大事なのにメモし忘れてたこととかを、改めてちゃんと聞いて脳に入れた!(メモも取った)

 

ゴムかけは森山さん。

自分の下手なゴムかけと比べると全然けがきやすさが違ったりだとか、次回自分でゴムかけるときはここをもっとこうすればいいんだなっていうのがわかって、本番だけどいろんなことを吸収できました。

 

●銅板

直線と尾っぽ。

銅板の切り出しも少し。想像より失敗が多くて何枚も使うので、時間がある時に大量に作っておく。

普段のオーダーではあんまり使わない直線の切り出し方とかやすり方を森山さんから教わることもあって楽しい。

 

 

Day 85

 

●銅板 尾っぽと穴あけ練習

尾っぽは前回ダメダメだった理由を解析していただけて、それを実践してみたら治った。クオリティはまだまだ良くできると思っている。サンプリングとしての銅板は完成したが、これからも尾っぽは必要なのでまだ練習する。不安定な直線も。納得いくまでやりたい(飽きないかどうかは別)。

穴あけは石留めに必要でとても大事!穴あけの銅板は大量生産する。いずれ使うらしい。

 

●八角形彫り

最初手が震えて蛇行しかけました。とりあえず時間まで進めて、随時チェック。

ちょっと線が細いけどそのまま進めてOKとのことだったので、次回は続きから。

 

めちゃくちゃ緊張していたのか、八角形をチェックしてもらう時、顔が真っ赤になっていたらしいです。息するのを忘れていたかもしれない…

 

 

Day 86

 

●八角形続きから

貞清さん不在なので、あ!やばい!って思ったら一回ストップして待機!とのことでした。

やばい!の瞬間はなかったので、大丈夫でした。

 

●銅板穴あけ練習

●シルバーの八角形と月桂樹一本ずつゴム掛け

彫りよりゴムかけのほうが難しいと感じます。

森山さんの綺麗にゴムかけされてるリングを見た後なので前回よりは良くなったけど、まだまだ改善の余地あり。

シルバーの八角形と月桂樹は、いつでも練習できるように準備した感じです。

 

(小西より注釈)

普通はゴムかけの方を先に習得するのですが、神田の場合は彫りに特化した訓練を積んでいるので、順番が逆になっています。

WORKSHOP NANOKAWAの小野が、「彫りができるのにゴムかけは苦手なんだと思ってびっくりした」との事。

 

 

Day 87

 

●八角形の続き

最初に見てもらって問題なかったので、どんどん進める。

 

 

Day 88

 

●八角形続き

貞清さんから「うまい!けど、丁寧すぎる。思い切りが足りない。スピードはまだまだ速くできるので意識すること。」

確かにミスを恐れて丁寧にやりすぎて、同じところを何回も彫り直している(浅く彫る→深く彫り直す、を繰り返している)。

練習はともかく、オーダーは納期があるのでその辺りの切り替えをそろそろしないといけないと思った。

手数少なく、でも雑にならないようにしたい。

 

 

Day 89

 

●八角形続き

片面ざっと彫り終わって、チェックしてもらう。

真ん中の葉っぱがシュッとしていなくて、丸くなっていた。

貞清さんから「ここの葉っぱ、丸いね。神田さんはどういう形にしたいの?丸いのがいい?」と聞かれ、シュッとさせたいと伝えると、少し修正してくださった。

修正してくださったのを見ると、これが勢いというものか!と思いました。シュッとした形は、結構思い切りよく彫るとできることに気がつきました。

 

今日片面のミル打ちまで終わらせたけど、よく考えたら今回はいつまでっていう納期が決まっていて、ちんたらしてるとやばいので、急いで進めたい。

 

 

Day 90

 

●八角形

もう片面スタート。

思い切りが足りないとのことだったので、超超超思い切ってやった。

思い切りやると、何回も何回も同じところを彫り直す時間がないので、サクサク進む。

ただし雑にならないように!ここはしっかり意識した。

今日だけでざっくり彫り終わって、明日は葉っぱの形を整えたり、線をより深くする。

 

 

Day 91

 

●八角形続き

「どういう形にしたいか」を意識して、葉っぱの形を整える。

いつもミルの横の彫りを深く彫り直す時に、葉っぱの形が崩れる→また形整える、の繰り返しで、ここが結構タイムロスになっている。

とりあえずミル打つ前にチェックしていただきたいが、貞清さんに会えるのは数日後なので、待機。

 

●(八角形の待機中に)直線と尾っぽ、あと穴あけも

タガネ悪すぎて自分で勝手に研ぎ直し。

試行錯誤しながらなんとか彫りやすいくらいにはなった(全然貞清さんの研ぎとは比べ物にならないが…)。

研ぎ直したら、直線が順調に。順調すぎて自分でも驚いている。

直線練習はしなきゃいけないわけじゃないけど、マイブームなので息抜きに。

 

 

Day 92

 

●穴あけ

穴あけ練習めちゃくちゃつらい…。

直線練習つらいって言ってたいろんな人の気持ちが今やっとわかった。彫りは向いているかもしれないけど、石留めは向いていないかもしれない…諦めませんが。

息抜きがてら、直線もやりながら。

 

夜、貞清さんがふらっときて八角形を見てもらった。OKだったのでミル打ちへ。

 

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本番の八角形、順調に進んでいるように見えますね!

シルバーサンプルで三度挑戦してきたこととはいえ、オーダーいただいたものを手掛けるのは、やはり緊張感があるようです。

これまでは練習でやってきたので、好きなだけ修正を重ねることもできましたが、今回は納期に間に合わせることも考えなければなりません。

クオリティを保ちながらスピードも意識するのは、きっと簡単ではないと思います。

 

無事にプレデビューを果たせることを祈っています!

皆さまも一緒に応援のほど、よろしくお願いいたします。

 

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