【hum making】神田-vol.9
こんにちは、小西です。
神田の練習記録vol.9をお届けします。
Instagram:@hum_making
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Day 71
和彫り月桂樹リングの続きから。
●サイド彫り
パキパキと硬く見える葉っぱたちを、丸く整えていく。
真ん中ミル用に彫ったところと葉っぱのアウトラインをきれいに繋げるようにすること。
葉っぱの先端を尖らせるようにサイドを彫ること。
Day 72
●サイド彫り直し
もうちょっと大袈裟に彫ってOKとの事。
●ミルを打つ
前回の八角形で挫折しかけたミル、だんだんコツを掴んできたかも?でも商品を見ると、ミルの美しさが全然違う。要研究。
打ち終わったら反対の面も同じことを繰り返す。
◇
出張で来ていた小西さんに見せたら、「やっぱり貞清さんのとは違う」と一瞬で見抜かれてしまいました…。流石毎回手に取っているだけある。
Day 73
●反対側
同じようにミルまで打つ。
●森山さんに教わって刻印〜仕上げ~完成まで
仕上げはできている。が、刻印が下手。右下がりになりがち。
(「下手」「右下がり」の2点は、貞清さん森山さん茂木さんの3人から同じことを言われました…)
◇
森山さんから、月桂樹楽しんでやった?と聞かれました。
月桂樹は楽しいです。まだ上手くはないけど…。気がついたら一周彫り終わっていることが多いくらいです。
Day 74
●銅板 直線彫り
神田彫金教室(仮)のためのサンプル銅板作り。
銅板の周りを直線で縁取ってから、半分ずつ直線と尾っぽを彫る。
久々の直線練習、なかなか手強い。
銅板と並行して八角形の練習やっていいとの事。
Day 75
●銅板続き
銅板にひたすら直線を彫る。
久々にやったけど想像よりも出来ていた(もっと酷いかと思っていた)。
一つ前の線に並行に彫ろうとした方が、意外と彫り跡も綺麗だし真っ直ぐにできた。
●八角形
ゴムかけが悲惨なことに。森山さんに「だいぶ下手だね」と爆笑された後に、彫り始め。
Day 76
●銅板続き
直線の続き。尾っぽも彫る。
尾っぽが悲惨なことに。4か月くらい前にも同じような練習をしていたけど、その時は尾っぽは割と得意だと思っていたので、なぜ今失敗しているのかわからずもやもや。
直線頑張っていたのに尾っぽで台無しになり、半分落ち込む。
Day 77
●銅板続き
尾っぽをチェックしていただいて、やっぱり一からやり直しになった。
また直線で銅板を縁取って、半分直線で埋める。
1枚彫るのに時間かかるのと、失敗したのを引きずって、また直線が乱れる…。
気を取り直して夜は八角形の続き。
Day 78
●銅板続き
直線と尾っぽ。直線1枚目に比べて乱れた。
●八角形続き
角の葉っぱがめっちゃ小さくなってしまった。
他の箇所、ちょっとずつガタついているけど順調。
角の葉っぱが綺麗だと全体が綺麗に見えてくれるので、裏面はそこに気をつける。
◇
この調子だったら年内(八角形デビュー)行ける!と、貞清さんから言っていただけました!
Day 79
●銅板
朝は直線を黙々と……
そう簡単にうまくはいかない。長い直線はよく蛇行するし、太さにもムラが出る。
それを直すのが一番難しい。
●八角形続き
表をミル打ちして、片面終わり。
少しだけミル同士がかぶってしまったけど、前回のミル打てない時期を経て、だいぶ慣れてきた。ちょっとバリが出てしまっている(彫りが浅い)。
Day 80
●銅板
直線の続きからやろうとしたら、タガネが良くなかったので貞清さんに教わりながら直線のタガネを研ぐ。
30〜40分ほど時間がかかった。貞清さんが研ぐと30秒くらいでできるのに…。
自分で研いだのを使って、直線続きを少し。
●八角形
裏面を彫り始める。
前回小さくなってしまった角の葉っぱが小さくならないよう、細心の注意を払う。結果、今度は大きすぎた………。
それ以外は順調に進んでいる。
Day 81
●八角形
葉っぱの中途半端にしてしまっていたところを直してから、内側と外側にミル打ち。
●銅板
何回も思うのは、左手の力を抜き、隣の線に平行に彫るのを意識した方が絶対上手く行くということ。
前回のタガネ研ぎの時に少し角度が変わってしまったこともあって、慣れた手の感覚も変わってしまい、ちょっとだけ苦戦中。
Day 82
●八角形
外側のミルの残りを打ち終えてから、側面彫りとミル。
側面彫りの時、久々に細い直線タガネを使ったらリングに突き刺さって大惨事に。彫りが一部分だけめちゃくちゃ太くなった。
直線タガネでは直せない!と直感的に感じて、いつも使っている(曲線用の)タガネでなんとか誤魔化す。
Day 83
●銅板
直線練習。淡々と。
●八角形
前回彫り終えたリングのチェックから。
誤魔化した側面の直線、貞清さんにはバレてしまいました。
◇
今回のリングの出来を見て、「この位なら何とか(貞清さんの手による)修正もできる。そろそろ商品へ行こうか。」となり、2本託されました………緊張!!!
初の和彫り月桂樹
数か月前の直線練習(左)と、今回の直線練習(右)
八角形(3回目)
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遂に!実際のオーダー品に初めて取り掛かるようです。プレデビューとでも言いましょうか。
これまで約4か月、基礎練習も欠かさず、八角形リングの彫りには3度チャレンジしてきました。
2度目を終えた時点で「1度やってみて手順を知ることが一番大事だなって感じました。1度目で気付いた事を2度目で改善できて、感覚を掴めました。」と聞き、ずいぶん頼もしいなと感じていましたが、3度目では更なる進化を遂げられたのでしょう。
果たして無事に仕上げることができるのか・・・、次回を楽しみにお待ちください!
そして「神田彫金教室(仮)」にも乞うご期待、です。
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